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ユリス・ナルダン 160周年

2006.11.03

皆さん、こんにちは。

さて、昨晩はユリス・ナルダン の160周年記念

モデルのお披露目パーティーがありました。

ユリス・ナルダンというブランドを知っている

という方はかなりの時計通だと思いますが、

普通の方には、ちょっと馴染みのない

名前かもしれませんね。

しかし、このブランドは、すっごく面白い

ムーブメントを沢山作っています。

個人的には、日本でももっともっと評価

されても、おかしくないブランドだと思うのですが・・・・

さて、今回の会場は、六本木のハニーズ です。

旧防衛庁の近くの裏路地にあるお店ですが、

何とも、只者ではない雰囲気をかもし出していますね。

中に入ると・・・・・


ユリス・ナルダン モード全開です。

160周年記念モデルが、入ってすぐのところに

飾られています。

これが↓が、160周年記念モデルです。

実は、このモデル革新的なムーブメントを積んで

の登場なのです。

バーゼルフェア でも見せていただいてましたが)

今までは、機械式時計をいかに正確に動かす

かとか、いかに複雑な機能を載せるかと

いうことに、業界が躍起になっていたような

気がします。

しかし、このムーブメントは、機械式時計の

基本である、いかに長く使えるようにするか

という考え方を前面に出したものなのです。

こういったものって、解りにくくて注目されにくい

のが、難点なのですが、本来もっと注目しても

良いのになー、なんて思う今日この頃です。(笑)

「3次元トゥールビヨン」なんていうと、

「うおーーーーーーー!」

となるのですが・・・・

「注油レス エスケープメント」なんていっても、

多くの方が、「へー」って感じで終わって

しまいます。(笑)

でも、私はどちらかというと、こういった考え方に

惹かれてしまいます。

オメガのコーアクシャル もそうですが、

このユリス・ナルダンのデュアルエスケープメント(※1)

も、もっともっと評価してもらいたいものです。

ま、難しい話は抜きにして、

ローターにも160の文字が大きく入っています。

そして、めったにお目にかかれない、

天文3部作なども

展示してあり、すっごく面白い品揃えでした。

(改めてこの辺の紹介はします)

さて、こういったパーティーの時には、

久しぶりに会う方も多く、話で盛り上がって

しまい、商品もゆっくり見ることを、

忘れてしまい勝ちなのも

たまにきずなのですね。(笑)

今回は、松山猛さんと奥様にも、

ジラールペルゴ横浜ナイト 以来にお会い

できました。

それ以外にも某有名時計雑誌の編集長の面々や

以前、スイスでかなりお世話になった

フランス語の通訳の方などなど・・・・・

色々な方とお会い出来て、とても楽しい会

になりました。

商品を一通り見た後は、地下に降りて行き、

レストランスペースへ・・・・・

美味しい食事と一緒に、ショータイムもあり

スイスからきた歌手の素敵な歌声も聴けました。

しかし、途中でその雰囲気が一変します。

何故サンバ?(笑)

つづく・・・・・

(※1)デュアル・ユリス・エスケープメント=

機械式時計の一番へたれる部分は、

このエスケープメントの部分です。

オメガのコーアクシャルは、アンクルの爪を2つから

3つにし、ガンギ車を上下に2枚に分けて、この負担を

減らしています。

ナルダンの場合は、アンクルの替わりに独自の

パーツ(オルタネーター)を使い、伝達効率を上げ、

摩擦も排除することに成功しています。

また、ガンギ車も並列で2枚使ってそれぞれを

噛み合わせているのも、特徴です。

要は、長く使える工夫をしているムーブメントです。

やっぱり、わかりにくっ!!!!(笑)